城山八幡宮献茶式・月次茶会(招月庵)10月23日

 令和5年10月23日、ようやく残暑も感じられなくなった秋の深まる中、売茶流による献茶式・月次茶会が行われました。岐阜支部と尾張地区は、洗心軒一階の茶室において、杭州棚亨点による玉露を差し上げました。お家元の思いのこもった室礼にお客様は大変楽しんでいらっしゃいました。
床の掛幅は、黄檗47代直翁櫃の「風不待月涼」で、夕方、月の出を待たずして風が涼しくなってきたこの季節にふさわしいものが用意されていました。挿花は第2代八事窯中村道年による「飴色耳付花入」に熟して乾いたキササゲの実に紅葉の豊かな葉の鶏頭が添えられた力強いものでした。お道具は黒漆杭州棚をはじめとして歴史的なお道具から現代の作家によるものまで吟味された組み合わせでした。このようなお席で水屋と協力しながお点前をさせていただいたことに感謝申し上げ、この経験を糧にしながら今後も精進を続けたいと思います。

                    尾張地区  神谷淑子