第67回黄檗山萬福寺全国煎茶道大会 令和6年5月19日
文化庁、京都府、宇治市、黄檗山萬福寺などの後援による全国煎茶道大会が令和6年(2024)5月18、19日に開催されました。賣茶流においては、「青湾茶会図録」の研究者らの知見をもとに、5月19日黄檗山萬福寺東方丈において「青湾茶会」の趣向をとりいれた茶席が繰り広げられました。
お家元に所蔵されている青湾茶会に関連する多くのお道具類が用意され、文久2年(1862)青湾の碑建立記念と売茶翁百回忌にちなんで盛大に開催されたとされる「青湾茶会」を思い起こさせる会でした。私にとって、歴史をさかのぼって煎茶を楽しむ貴重な機会になりました。
床には、田能村直入筆の「青湾秋景図」の掛け幅、見立て使用で明清時代の青銅器「簋(き)」式」の大山蓮華がいけられた花器、住友春水爵壽記念の倣古銅恵澤爵の香炉が設えられ、具列は、中島旦陽の「青湾茶会野点席写 染竹編担い茶架一双」をはじめとして「青華磁 田能村直入筆 青湾茶寮」の水注、三代の清風与平造、「直入書画 大福」の茶銚、柴田如阿弥の青華磁直入筆「淡如雲」の茗碗、直入画「五星図」の純錫製托子、担い茶具付属の天秤棒を炉屏にするなど青湾茶会を彷彿させるものでした。
研究者の知見を取り入れながら伝統と革新を追及されている宗匠のお姿にふれ、煎茶道に出会えた喜びを感じています。 尾張地区 神谷淑仙窟






