全日煎愛知支部 令和6年10月14日
名古屋美術倶楽部2階西之間において 賣茶流の席が設けられました。寄付には、文人が琴棋書画を嗜んだから、土佐の徳弘太橆造の一弦琴と掛け軸に見立てた一弦琴の袋が掲げられ、袋には松永耳庵の讃と坂東貫山の西王母が描かれていました。煎茶の世界あふれる空間でした。
茶席は、旧暦の9月13日の「十三夜」の名月にちなんで、床には、大分日田の出身の田能村直入の月兎図に同郷の平野五岳の詩が添えられた掛幅がかけられ、砥部焼の白磁円筒の花器にサンザシと嵯峨菊が深まる秋を感じさせるものでした。茶具は、ぶどうもくの天然木が用意され野点の雰囲気を醸し出し、音羽乾亭による色絵の秋草図の涼炉、オランダデルフト製の月兎図の茗碗など、「十三夜」を堪能させていただきました。
尾張 神谷淑仙窟





